医学部受験の面接で変わった質問はある？回答例を交えて解説

医学部受験の面接において、変わった質問を受けることはあるのでしょうか？ここでは、回答例を交えながら変わった質問を紹介します。

突然目の前の人が体調不良を訴えた場合、どのように対応する？

医学部受験の面接で聞かれた質問として「突然目の前の人が体調不良を訴えた場合、どのように対応する？」というケーススタディ系の質問がありました。、

いざという時にどのような対応を取るか臨機応変に対応できるかなどが見られています。

このタイプの質問では、怪我人や体調不良者など、実際に医療に関連したシーンを想定して質問されることが多いです。

特技を今ここでやってみてください

医学部受験の面接で聞かれた質問には、「特技を今ここでやってみてください」といったタイプのものがあります。

例えば、ダンス部のエピソードを話した場合など、「少し踊ってみてください」と言われることがあるようです。他にも、英語が特技という受験者に対して、「英語で自己PRしてみてください」と言われることがあります。

建学の精神はわかる？

医学部受験の面接では「建学の精神はわかる？」といった質問がされることがあります。

「その大学をどのくらい志望しているか」を判断することが目的です。

建学の精神や教育理念、大学が重視していることなどは、パンフレットや公式ページに掲載されています。面接前に事前に確認して、大学に関する質問に答えられるように準備することが大切です。

医学部受験で面接に落ちる確率は？

医学部受験で面接に落ちる可能性はあるのでしょうか？結論から述べると、面接に落ちる可能性はあります。医師としての素質がないと判断されると、合格できないのです。医学部受験で面接に落ちる確率は、各大学の定員数によって変わります。

一般的には、一次試験と比べると落ちる確率は低いと言われています。

ただ、落ちる可能性はゼロではないので、しっかりと面接対策することが重要です。

医学部受験の面接で落ちる人の特徴

それでは、どのような人が医学部受験の面接で落ちてしまうのでしょうか？ここでは、医学部受験の面接で落ちる人の特徴を紹介します。

質問に対して的を得ていない

質問に対して的を得た回答ができないと、医学部受験の面接で落ちる可能性があります。

面接では、質問にどのような意図があるのか、相手はどのような答えを求めているのか、即座に判断して回答しなくてはいけません。しかし、質問の意図を理解せずに回答してしまうと、的を得ていないと思われ、論理的思考力が低いと思われてしまうのです。もし面接官が何を聞いているか分からない場合は、質問を聞き返すなどしてその意図を汲み取る必要があります。

話の論理に一貫性がなくわかりづらい

話の論理に一貫性がなくわかりづらい人も面接に落ちやすいでしょう。

話が飛んだり、冗長的に話したりすると相手は困惑してしまいます。質問によって最適な答え方は変わりますが、基本的に結論ファーストで話すことを心がけましょう。

声が小さくて聞こえにくい

医学部受験の面接で声が小さくて聞こえにくいと合格する可能性が低いです。

医療現場では緊急時に大きな声を出すシーンがあるかもしれません。声が小さいとコミュニケーションが困難になってしまうため、医師には向いていないと判断されてしまいます。

身だしなみに清潔感がない

身だしなみに清潔感がないと面接で良い印象を持たれません。

身だしなみが整っていないと、一般常識がない、細かい点に気づく能力が低いなどと思われてしまいます。シャツにアイロンをかけたり、派手な格好を避けたりして、面接にふさわしい格好を心がけましょう。

志望動機が薄い

志望動機が薄い人も医学部受験の面接で落ちる可能性があります。

「両親に言われたから」「医師に憧れているから」など、理由が漠然としていると説得力に欠けてしまいます。エピソードを取り入れるなどして、具体的に志望動機を伝えるようにしてください。

面接対策するにはどうすればよい？5つの対策方法を紹介！

面接対策するにはどうすればよいのでしょうか？ここでは、5つの対策方法を紹介します。

想定される質問に対する回答を事前に考えておく

面接で納得のいく回答をするには、想定される質問に対する回答を事前に考えておくことをおすすめします。

事前に言いたいことをまとめておくことで、スムーズに回答できる可能性があるからです。例えば、志望動機や自分の強み・弱み、その大学を選んだ理由などは、聞かれることが多い一般的な質問です。大学によって変わった質問をされることもありますが、こういった一般的な質問はすぐに解答できるように準備しておきましょう。

時事ニュースを小まめに確認しておく

医学部の面接で落ちないためには、時事ニュースを小まめに確認しておくことが大切です。

時事ニュースをチェックしているか、情報収集能力があるかなどがチェックされます。特に医療に関連したニュースは事前に読み込みましょう。さらに、それらのニュースに対する自分の意見も答えられるようにすると良いでしょう。

質問に対する回答を声に出して反復練習する

面接練習する際は、質問に対する回答を声に出して反復練習するようにしてください。

声に出すことで内容が頭に入りやすくなるだけでなく、自分の声のボリュームも確認できます。自分が回答している姿を動画に撮れば、内容だけでなく、話し方の癖やスピード、間の取り方なども確認することが可能です。動画を見返しながら繰り返し練習して、スムーズに答えられるようにしましょう。

当日の宿泊場所や交通手段を予約・確認しておく

面接対策だけでなく、当日の宿泊場所や交通手段を予約・確認しておくことも重要と言えます。

宿泊場所や交通手段でのトラブルを防ぎ、本番に集中できるようにするためです。特に初めて行く土地の場合、面接会場までのアクセス方法まで確認しておくことをおすすめします。万が一トラブルがあった場合、どのように対応すればいいか、どこに電話すればいいかなども確認してください。

履歴書や志望理由書から質問される箇所を想定しておく

面接対策として履歴書や志望理由書から質問される箇所を想定しておくと良いでしょう。

面接では、履歴書や志望理由書から質問を広げられることが多いです。聞かれやすいポイントをあらかじめ予測して、回答の練習をしておきましょう。

医学部受験の面接に関するよくある質問

ここでは、医学部受験の面接に関するよくある質問をまとめました。

泣くとどうなる？

医学部受験の面接で泣いてしまった場合、冷静に涙を拭いて回答を続けましょう。

圧迫面接をされることもあり、泣いてしまうほどキツく質問されることがあります。あらかじめ圧迫面接の可能性を想定しておくことが重要です。ハンカチやティッシュなどを用意しておくことをおすすめします。

NGワードはある？

医学部受験の面接でのNGワードはいくつかあります。

例えば、「医者」ではなく「医師」、「医療費削減」ではなく「医療費抑制」など、置き換えた方が良い言葉があるので、注意してください。

面接なしの時もある？

以前は面接がない場合もありましたが、現在は基本的に面接は必須です。

先述した通り、面接は人間性や倫理観を判断するために重要な役割を担います。そのため、医学部を目指している方は、基本的に全員面接対策に取り組む必要があります。

医学部専門予備校では面接対策も入念に行ってくれる

医学部専門予備校とは、医学部受験に特化した予備校であるため、面接対策も入念に行ってくれます。

各大学の傾向を踏まえた上で面接対策をしてくれるので、本番さながらの面接練習ができるのです。「自分1人で面接対策するのは不安」、「周りに頼れる相手がいない」という方は、医学部専門予備校に通うと良いでしょう。併せて、小論文の添削を行っているか、筆記試験対策はどのようなカリキュラムかなどを確認して、自分に合う医学部専門予備校を選ぶことが大切です。

まとめ

今回の記事では、医学部受験の面接であった変わった質問、医学部受験で面接に落ちる確率、医学部受験の面接で落ちる人の特徴、対策方法、医学部受験の面接に関するよくある質問について紹介しました。医学部受験の面接で落とされることもあるため、入念に面接対策を行うことが大切です。どのように対策をしていいか分からない方は、医学部専門予備校を利用することをおすすめします。京都医塾では、経験豊かな面接科の講師陣が面接対策をサポートしています。興味のある方は以下のページを参考にしてください。