私立大学医学部の再受験の末路は悲惨？実際の体験談を紹介

私立大学医学部の再受験に挑戦する前に、実際の体験談を知りたいと考える方も多いのではないでしょうか。ここでは、実際に私立大学医学部の再受験に挑戦した体験談を紹介します。

仕事やプライベートとの両立は難しい

“自分はIT系から医師に進路変更したんだけど、他職種の人から「医学部再受験したい」って相談されることが時々ある。「休日は彼氏とデート」「今の仕事続けながら休日は友達と過ごして国立医学部合格」とか・・・ちょっと違うよ。そんな甘くねーから。普通の人は全部捨てても良いって思えなきゃ無理だよ”

医学部を再受験して合格するのは、勉強に費やせる時間や必要となるお金が多いことから簡単ではありません。

そのため、プライベートや仕事との両立をしながら、医学部の再受験を目指すのは難しいようです。参考：Twitter（X）@hirokimdphdmba

育休中に再受験し合格した

”育休中に医学部再受験→合格して復職せず退職した人を知っています。これぞ真のリスキリングですね。”

数は少ないものの、家庭や仕事と両立しながら医学部再受験に合格する方もいるようです。

この体験談の方は、現職の育児休暇中に、医学部の再受験に挑戦をし見事合格したようです。短い時間であっても有効活用することで、合格は実現できるといえるでしょう。参考：Twitter（X）@YO______SHI__

働きながら合格した

”東大卒→ベンチャー企業入社で医学部再受験をした友人がいる。働きながら受験勉強して、徳島大医学部入試では合格点超え（開示済）！しかし面接で最低評価を食らって問答無用で不合格。不屈の精神で翌年は神戸大医学部を受験し合格した。徳島大面接落ちは、年齢の問題などあったのかなあと思っている。”

元々持っているポテンシャルが高い方は、再受験であっても医学部合格ができる傾向が高いです。

しかし、この体験談にある通り、年齢の関係上、試験に合格しても面接で落とされてしまう可能性もあります。以降で詳しく紹介していますが、再受験にも寛容な大学は多くあります。年齢の心配がある方は、紹介する大学を目標にしてもよいでしょう。参考：Twitter（X）@aaiiyudayo

医学部は不合格だったが医学の道に進んだ

”女医さんに興味を持つ→医学部再受験をする→不合格だったが医学への興味はあって大学院で医学系に行く→医学博士を取って助教になる”

医学部に不合格ではあったものの、医学の道に進んだ方もいます。

この体験談からわかる通り、医学の道に進めるのは医学部入学だけではありません。医学を研究する職業や医者以外の専門家として医療に携わる職業など、多くの選択肢があるため、自分の夢を実現するには医学部しか選択肢がないのか検討してみてもよいでしょう。参考：Twitter（X）@cielloup8

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医学部の再受験に寛容な私立大学は？

全ての私立大学が医学部の再受験に寛容なわけではありません。そこで、ここでは医学部の再受験に寛容な私立大学を紹介します。これから再受験を検討している方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

東京医科大学

東京医科大学の合格者内訳を見てみると、2023年度の合格者のうち2022年度以前の既卒生も高い割合でいることが分かります。

そのため、医学部の再受験に寛容な大学であると考えられます。具体的には、261名の合格者のうち、半分以上の156名が2022年以前の既卒生です。そのため、既卒生であっても基準を満たせば、合格できる可能性が高い大学といえます。参考：東京医科大学　2023年度医学部医学科入学者選抜実施結果

関西医科大学

関西医科大学も既卒生の割合が高いことから、私立大学受験に寛容であると考えられます。

同様に、関西医科大学の合格者内訳を紹介します。関西医科大学も同じく、既卒生の入学者は高い割合でいます。実際に、令和5年度の入学者のうち、過半数を超える62.2％の79名が既卒生となっています。学校推薦型選抜試験や一般選抜型試験、大学入学共通テスト利用選抜試験のいずれからも既卒生の入学者がいます。また、学校推薦型には既卒生のみが合格しているケースもあります。参考：関西医科大学　令和５年度　関西医科大学　医学部入学試験現役・既卒別人数

金沢医科大学

金沢医科大学も既卒生の割合が高いことから、医学部の再受験に寛容であると考えられます。

金沢医科大学の入学者選抜結果をみると、令和5年度の前期一般選抜による入学者において、現役生が9名に対して、既卒生は64名となっています。現役生の約7倍の数の既卒生が入学を実現させています。また、後期には、現役生が1名で既卒生が9名となっており、前期と同様に既卒生の入学者の方が多くなっています。以上の結果からわかる通り、金沢医科大学は現役・浪人関係なく、定められている基準を満たせば合格ができます。参考：金沢医科大学　医学部入学者選抜情報

川崎医科大学

最後に、川崎医科大学の入学者情報をみてみましょう。

2023年度の入学者の126名のうち、94名が既卒生となっています。さらには、既卒生の94名のうち3浪以上は42名となっています。 3浪以上の入学者も多くいることから、再受験に寛容な大学といえるでしょう。しかし、総合型選抜の場合、4浪までという制限があることには注意が必要です。他にも、国公立大学では、滋賀医科大学は再受験者が20％以上であるとのデータもあるほど、再受験に寛容な大学といわれています。一方、私立大学では、岩手医科大学や久留米大学、東北医科薬科大学も再受験者に寛容だといわれています。以上から、全国に再受験者に寛容な大学は多く存在していることが明らかです。参考：川崎医科大学　入試データ

医学部の再受験に寛容な私立大学の特徴

医学部の再受験に寛容な私立大学には共通する特徴が見られます。そこで、ここでは医学部の再受験に寛容な私立大学の特徴について解説します。

合格者の内訳（年齢・性別など）を公開している

大学が正式に合格者の内訳を公開していると、合格者に年齢や性別などの偏りがないことが明確になっているため、再受験者に寛容な大学といえます。

以前、年齢や性別を理由に医学部に不合格となったような不正入試が行われていたという事件が明らかになりました。その事件をきっかけに、特定の学生を差別するようなことがないように対策が取られるようになりました。その一つが、合格者内訳の公開です。志望校が合格者内訳を発表している場合、そのような不正が行われている確立が低いといえます。

浪人生の割合が多い

合格者内訳を発表している場合、このデータから浪人生の割合を確認することで寛容な大学かどうか知ることができます。

合格者において、浪人生の割合が大きいと再受験者に寛容な大学といえます。10％前後であれば寛容な大学といえるようです。先程紹介した、川崎医科大学は合格者のうち過半数が浪人生であるため、再受験に寛容といえるでしょう。事前に、志望校の合格者内訳から浪人生の割合を確認しておくことをおすすめします。

再受験者の割合が多い

再受験者に寛容な大学か知るためには、再受験の先駆者たちがどのような状態なのかを知ることが有効です。

再受験者への対応が急激に変わることは少ないため、例年の再受験者の割合がどれほどあるか確認しておきましょう。

私立大学医学部の再受験でよくある質問

ここでは私立大学医学部の再受験に関するよくある質問を解説します。

おじさんでも再受験して大丈夫？

医学部の再受験を考える際に年齢が懸念点となることがしばしばありますが、結論からいって問題はないでしょう。

医学部に合格するためには、全ての科目で高い点数を取る必要があり、記憶力や体力の面で劣る可能性もありますが、それを上回る量の努力を重ねてカバーをすれば問題ありません。また、試験だけではなく、面接も避けて通れません。年齢が高い方には、面接が鬼門となってきます。この年齢から医者を志す理由と熱意を伝え、面接官を納得させる必要があります。しかし、挑戦する権利は、年齢関係なく等しくありますので、心配し過ぎる必要はないでしょう。

補欠の繰り上げ合格はいつまで待てばよい？

大学や年度によって変動がありますが、基本的に3月31日までに連絡がきます。

なぜなら、4月に入ると入学手続きの費用が全額徴収されてしまうため、4月以降に合格辞退者が出ることが少ないためです。基本的には電話で繰り上げ合格の連絡がきますが、まれに簡易書類やインターネット上で連絡が来る場合もあります。また、まれですが二次試験不合格者も繰り上げ合格する場合もあります。しかし、基本的には3月31日まで、遅くとも4月3日までに連絡がきます。

再受験するなら医学部専門予備校に通うのがおすすめ

医学部再受験を目指す多くの方は、勉強から遠ざかっている状況から0からスタートすることが多いです。そのような状態から始め、独学で合格を目指そうとしても志半ばで諦めてしまうことが多々あります。

そこで、医学部専門予備校に通うことをおすすめします。

なぜなら、医学部専門のため医学部合格に特化したカリキュラムとサービスが充実しているためです。例えば、多くの学生を医学部に合格させてきた経験豊富な講師からマンツーマン指導を受けることができたり、医学部ならではの小論文や面接対策を受けられたりといったメリットがあります。再受験で合格を目指す方は、医学部専門予備校に通うことをおすすめします。

まとめ

再受験で医学部合格を目指すのは、簡単ではありませんが東京医科大学や関西医科大学、川崎医科大学など多くの大学で再受験者を寛容に受け入れられています。大学が公表しているデータから入学者における浪人生や再受験者の割合を確認しておくと、寛容かどうか知ることができます。さらに効率的に再受験で医学部合格を果たすには、医学部専門予備校に通うことをおすすめします。特に、京都医塾では京都大学を始めとした難関大学出身の講師がオーダーメイドのカリキュラムで指導を行ってくれるので、医学部専門予備校として信頼ができます。京都医塾とは、高卒生の医学部医学科への合格率（2023年）が一次で72%、二次で60%を誇る、高い実績がある医学部専門予備校です。元々の偏差値が30など低い偏差値から逆転合格に導いた実績も多数あります。加えて、オンラインで指導を受けられるため、通塾せずに授業を受けることができます。関心のある方は、ぜひ一度公式サイトを確認してみてください。